子供に心配をかけないように『素直』を意識して歳を重ねようと思った

2018年7月6日

大雨が西日本を襲った。
大雨特別警報が発令され、各地で避難指示も発令された。

田舎にあるぼくの実家は、山の斜面のすぐ麓にある。大雨が降ったあの日、ぼくは、田舎で独り暮らしをしている父(74歳)に、危険だから避難するように電話をした。が、父は応じなかった。

応じるどころか、「わかった。わかった!」と苛立って怒りだす始末。

そうこうしているうちに、家のすぐ前を流れる川が増水。
幅約20mの川の水かさが平常時より4m近く増えて、川べりにある畑が浸水。

頑固な一面が出ていた父も、さすがに危険を感じたのだろう。
自治体が指定する避難場所へ避難しようと思ったようだが、すでに時遅し。

父から、「集落から出る唯一の道が土砂で塞がれてしまった」との連絡が入った。

近所のおばさんは、自動車の運転免許を持っていないので、避難場所へ移動できない。心配になった父が様子を見に行くと、一段高い場所にある集会所へ避難し、大雨と川の増水による恐怖で震えていたそうだ。

遠く離れて暮らすぼくは、なにもできない。

あのとき、頑固にならずに避難してくれていれば…。
怒鳴り散らしてでも避難させていれば…。

ぼくは、後悔に似た気持ちになることと、雨がやんで川の水が引くこと。そして、裏山が崩れないように願うことしかできなかった。

大雨の翌日、午前3時40分。

ぼくは、父へ安否確認のメールを送った。
だけど、いつものように、メールを読んだ後に自動送信される『読んだよメール』が送らて来ない。寝ているだけだと信じながら待つこと20分。

枕元に置いている携帯電話が鳴った。
画面には、父の名前が表示されていた。

電話に出ると、いつもと変わらない父の声が聞こえた。

「おぅ、カズ君か。お父ちゃんじゃ。川の水はだいぶ減ったんじゃけど、家の裏の斜面が一輪車10杯分くらい崩れた」

生きててくれてよかった。
どれだけ心配したと思ってんだよ…。

あれだけ怖い思いをしたら、次は頑固にならずに避難するだろう。と思ったのだが、喉もと過ぎれば何とやら、とはこのことだろうか。消防が「山崩れの危険があるので避難してください」と声をかけてくれたにも関わらず、父は「避難はしない」と…。

父の気持ちは、わからないでもない。雨がやんで川の水が引き、いつも見ている景色に戻ると危険意識が弱まりますからね。家に泥が迫り、床下に入りそうになっているのを見たら、家を守るために泥を取り除きたい気持ちになったりますからね。

父の気持ちがわかるぼくは、歳をとったら父のように頑固な一面が出るかもしれない。
自分ではわからないが、既に、出ているかもしれない。

ぼくには、小学4年生の息子がいる。
将来、息子に心配をかけることがないように『素直』を意識して歳を重ねようと思った。

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PROFILEこのブログを書いている人

わか先生

綺麗が大好きな変人掃除魔です。住まいの掃除だけでなく、心や体などを綺麗にする自分磨きにも励んでいます。ときには真面目に。ときには不真面目に。基本的には『楽しい記事』を意識してブログを書いています。

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