西日本を襲った豪雨は、田舎にあるぼくの実家にも爪痕を残した。
実家のすぐ裏にある斜面が、部分的に崩壊。
下の写真は、小屋の裏にある斜面。
雑草が一面に生えた緑色の斜面でしたが、崩れ落ちて土が剥き出しになりました…。
母屋の裏の斜面も同じような感じで『2箇所』崩れました。
崩れた斜面の上には、もう1つ斜面があるんだけど、そこの斜面も崩れました。
3つの写真を見て、気づかれた人もいらっしゃると思います。
崩れ落ちた土砂は、誰がどこへ撤去したのか。
『親と遠く離れて暮らすデメリット』とは、そこなんです。
実家には、74歳の父が1人で住んでいるんだけど、3日間かけて『父が1人で』土砂を撤去したんです。
小屋の裏と、
母屋の裏から、
74歳の父が、1人で全部撤去しました。
撤去した土砂の量は、2tトラック約5台分。
母屋の裏には、土砂を積んだ一輪車を通すための『道』が作ってありました。
大変な作業だったと思います。
74歳という高齢ですからね…。
親と遠く離れて暮らし、遠くの町で家庭を持つ。
そんなことをやったら、親のことが心配になっても、すぐには実家へ帰れません。
親の負担を減らし、親に楽をさせてあげることができません。
町へ出て暮らすと、親のためにあれこれできなくなるのは、ある程度予想していました。
だけど、実際に親が歳をとり、日常生活を送るのが少しずつ大変になる現実を見ると、予想をしていたよりも自分の気持ちへの『後悔のようなダメージ』が大きいです…。
親と遠く離れて暮らすデメリットを痛感しました。