
遺品整理をしていると、心が辛くて進まなくなることがありますよね。
ぼくも、実家の片づけで遺品整理をしたことがあります。父と姉の3人で片づけを始めたところ、早々から祖父母の遺品が大量に出てきてました。そして、父と姉の心が辛くなったり、色んな思いが込み上げてきたりして、片づけは完全にストップ。
だけど、ぼくが遺品整理のやり方と考え方を説明したら、父と姉も片づけを再開し、無事に終わらせることができました。
これから、そのやり方と考え方を紹介したいと思います。
送り出す遺品
遺品整理をするときは、『物を捨てる』のではなく、物が帰るべき場所へ『送り出す』という考え方に切り替えることが大切です。
理由は、物を捨てるという考え方だと、いらないものを捨てるという感じがして心が辛くなるけど、帰るべき場所へ送り出してあげるという考え方になれば、穏やかな心で遺品を整理することができるからです。
遺品整理に限らず、片づけで物を処分するときは、こういう考え方をするのが基本なので覚えておいてくださいね。
さて、考え方の基本の説明が終わったので、本題に入りたいと思います。
次に示す遺品は、送り出してあげる物(処分する物)です。
『見ているだけで心が辛くなる遺品』
少しきつい言い方をしますね。
そういう遺品を残すと、遺品を見るたびに心が辛くなります。そのような遺品は、あなたにとって『負の遺品』です。
亡くなった家族は、あなたが遺品を見て、心が辛くなることを望んでいません。
見てるだけで心が辛くなる遺品は、帰るべきに場所に送り出してあげましょう。
その方が遺品が喜びますし、亡くなった家族も喜んでくれます。
残す遺品
以下に示す5つの遺品は、残すリストに加えましょう。
- 心が温まる思い出のある遺品
- 亡くなった家族の笑顔を思い出す遺品
- 頑張る力を与えてくれる遺品
- 叱咤激励してくれる遺品
- あなたが笑顔になれる遺品
これらの遺品は、あなたにとって『プラスの遺品』です。
亡くなった家族は、プラスの遺品を残すことで、あなたの気持ちが前向きになることや、幸せに向かって明るく生きてくれることを望んでいます。
なぜなら、家族の幸せを願うのが『家族』というものだからです。
亡くなる前も、亡くなった後も、家族の願いは同じですよ(^-^)
選ぶときのコツ
コツは、次の2つです。
- 残すリストに加える理由を頭で考えない。
- 心でピピッ!と感じた遺品を選ぶ。
例えば、「これは、心が温まる遺品だろうか」と頭で考え始めると、すべての遺品に心が温まる理由を付けるようになってしまいます。これでは遺品整理が進みません。
あなたの心が『感じる力』を信じてください。
最初は、心で感じるのに手こずると思います。だけど、心で感じるように意識をすれば、あなたの『心で感じる力』が徐々に目を覚まして動き始めます。
動き始めたら、動きを加速させるようなイメージで選別を進めてください。そうすれば、選ぶスピードが速くなりますよ ^ ^
さて、次は、この記事のメインともいえる方法の解説をいたします!
心が痛むときの対処法
心が痛いままでは、遺品整理が進みませんよね。
そういうときは、次のようにやれば対処できます。
『亡くなった家族と自分の立場を入れ替えて考える』
わかりにくいと思うので、少し詳しく説明しますね。
あなたが天国にいて、亡くなった家族がこの世で遺品整理をしているとします。心が痛み、遺品整理が思うように進んでいません。遺品を見ては、心を痛めています。
そんな家族を見たあなたは、家族に何て声をかけてあげますか?
ーー
私の遺品なら、整理しても大丈夫だよ。
整理したからといって、私は怒りもしないし、悲しみもしないから。
あなたが私を思ってくれているその気持ちだけで十分。
私の遺品を整理して、楽な気持ちになってね。
そして、笑顔で明るく楽しく生きてね。
ーー
こんな感じのことを言ってあげるのではないでしょうか。
覚えておいてください。
あなたが言ってあげたいことと、亡くなった家族が言ってあげたいことは同じです。
心が痛んで進まなくなったら、亡くなった家族と立場を入れ替えてみてください。
そうすれば、いい意味で涙が流れ、遺品整理を進められますよ(^-^)
まとめ
記事の最後で紹介した『心痛むときの対処法』は、『送り出す遺品』『残す遺品』を選ぶときに、必要に応じて用いるのがポイントです。覚えておいてくださいね。
最後にひとこと。
遺品整理の際の感情は、通常の片づけでの感情とは桁が違います。
だけど、感情への対処方法さえ上手にできれば、遺品整理は必ず成し遂げられます。
あなたならできる。
辛い気持ちを乗り越えて整理できる!
亡くなった家族のためにも、遺品整理を頑張ってください。
ファイトですo(^-^)o