田植えと無縁の皆様、こんにちは ^^
田植えって、機械で植えるんでしょ?
楽勝、楽勝!
なんて思っていませんか?
この記事を読んだら、田植えに対する思いや、お米に対する思いが変わるかもしれません。と同時に、田植えの楽しさ知っていただけるのではないかと思います。
超ど田舎の田植え、始まり始まり~!
植える前の下準備
植える前の苗(稲)は、こんな感じでワサワサと生い茂っています。
このまま植える農家さんもいるんだけど、我が家は、このまま植えません。
先端の細い部分を刈って短くします。
そうすることによって、強くて元気な稲になるんです。
というわけで、約2㎝カット。
サッパリw
では、これから、この広~い田んぼに苗を植えていきたいと思います!
田植え機登場!
我が家の田植え機は、超小型サイズです。
この田植え機に、苗をセットして植えていきます。
ちなみに、この田植え機は『2条植え』です。
苗を2列植えていくのが2条植え。乗用タイプの大きな田植え機になると、8条植えなんてのもあります。
我が家の田植え機は、乗用タイプでありません。なので、広い田んぼを端から端まで延々と付いて歩かなければならないのだw
家族総出でお手伝い
田植えは、お手伝いすることがたくさんあります。
- 苗が入っていた箱を洗う
- 田植え機に補充する苗を運ぶ
- 田んぼに浮いた稲を拾う
- 植え損なった部分を植え直す
- 昼食や休憩のおやつ準備
息子(小学4年生)は、一輪車を使って、せっせと苗運び。
一輪車が通れない畦道は、苗箱を抱えて運びます。
あ、ピンク色のズボンを履いた『日焼け対策万全』のオバチャンは、わか先生の愛妻でございますw
一気に植えると疲れるので、ちょっと休憩。
休憩時間は楽しい時間?
おっさん、オバチャン、じいちゃんは、ダラ~ンと休憩。
だけど、子供は違う。
お手伝いの疲れなんてどこへやら。
田んぼの脇で、ニッコリピース!
「いいもの発見~!」
子供(特に男の子)が大好きな生き物です。
アップでどうぞ。
イ・モ・リ
このイモリは、アカハライモリといって、絶滅危惧種とのこと。
我が家の田んぼには、普通に生息していますw
休憩が終わり、ひと通り植えたら、地獄の植え直しスタート!
植え直しとは
田植え機は、万能なマシンではありません。
カッチャン、カッチャンと植えてはくれますが、所々植え損なってくれます…。
こういう植え損ないがないかを、列に沿って歩いて確認します。植え損ないを発見したら、手に持っている苗を3本程度植える。これが植え直し作業です。
このとき、植えるのを失敗して浮いた苗があれば拾って、根っこがあれば。植え損なった部分に植えます。
植え直しに要する時間は、下の写真の広さの田んぼであれば、一人でやったら6時間。今回ぼくは、ブログのネタのために、一人でやりました。なので、かなり正確な時間です。
腰が砕けて、田んぼに倒れるかと思いましたw
植え直しをやらない農家さんもあります。が、我が家はやります。
理由は、2つ。
- 余った苗は、返品できないのでもったいない。
- 植えたら、植えた分だけ収穫量が増える。
小さな農家は、こうやってお米を作っているんです。
真面目な話は、これくらいにして・・・。
田植え機&人力での植え直し作業に要した日数は、2日。
広~い田んぼに、小さな苗が、ズラ~ッと並びました。
ビフォーアフターでご覧あれ☆
1つ目の田んぼ
2つ目の田んぼ
田植えが終わったら、あとは、水の管理をしたり、畔の草を刈ったり、田んぼの中に生えた草を抜いたりして、生育の面倒をみてあげます。
秋になったら、黄金色の穂ができます ^^
おまけ
「おじいちゃん、ぼくも田植え機で植えたい!」
息子(小学4年生)が、じいちゃんに懇願したら、じいちゃんが渋々承諾。
一番小さい田んぼを植えることになりました。
息子が田植え機を使えるようになるのは、まだまだ先になりそうですw
田植えは重労働。
だけど、自然に触れれて気持ちいいし、楽しい作業です ^^