
ズヤ〜ン
こんな言葉が似合う部屋に、一度だけしたことがあります。
テレビのリモコンは、床にコロン。
脱いだ服は、そのまま床にバサッ。
ベッドの掛布団は、グッシャグシャ。
部屋のカーテンは、99%閉まったまま。
読んだ本は、床にバサバサ。
足の踏み場はあるけれど、まるで迷路。
散らかり放題で、まさに『ズヤ〜ン』な部屋です。
そんなズヤ〜ンな部屋の状態で、約3ヶ月生活しました。
正直な話、だらけた汚部屋生活が、こんなにも楽チンだとは思いませんでした。
しか~し!
そんな生活をして、順風満帆な人生を送れるほど、この世は甘くありませんでした。待ってましたと言わんばかりに、汚部屋に住み着いた貧乏神が調子にのって大暴れ。
ぼくの人生は、『ズヤ〜ンな人生』に急降下。
人生の流れに異変発生
彼女ができる
「若林君さえよければ、私とお付き合いを♪」
突然の愛の告白に、汚部屋住人わか先生は、鼻の下を伸ばしてOKの返事を返す。
が、これが悲劇の始まりでした。
ななな、なんと!
二股を掛けられて、約2ヶ月で恋は終了。
チ~ン!
ぼくの心はボロボロになりました。
汚部屋で落ち込み、へたれこむ。
二股を掛けた彼女は、元彼と仲良くラブラブパラダイス。
俺って・・・
俺って・・・
俺って一体、なんだったんだー!
汚部屋に住み着いた貧乏神は、ぼくがそんな状態になっても手を緩めなかった。
パワハラ
ちょうどその頃からです。
上司のパワハラを受け始めたのは。
2人1組で働く仕事だったので、勤務表を見るたびに溜息をついていました。
失恋で心がボロボロになるのは、まだ可愛い方です。パワハラで心を折られ、精神的な攻撃を受けると、まるで自分が駄目人間かのような気になってくるのです。
約1年、そんな悲惨な日々を送りました。
転機が訪れる
貧乏神に導かれるように汚部屋へ帰ったある日。
「部屋、汚いな・・・」
って思いました。
昔は綺麗好きで、同僚や先輩から褒められるくらい部屋を綺麗にしていたのに、どうしてこんな部屋になってしまったのだろう。
そんなことを考えていると、なぜだか、急に片づけをしなければならないという気持ちになりました。貧乏神が油断している隙に、掃除の神様が手を差し伸べてくれたのかもしれません。
掃除魂全開
どうせ片づけるのなら、徹底的にやってやる!
掃除魂が目覚めたぼくは、部屋のカーテンを開けて、まずは、窓を全開にしました。散乱した衣類は、洗濯をして綺麗に畳み、読まない本は処分。ベッドの掛布団を畳んで押し入れに入れました。
そして、タンス以外の家具を全捨て!
5万円用意し、部屋の雰囲気に合い、且つ、自分が本当に気に入った必要最低限の家具を新たに買いました。
掃除魂全開で片づけること2日。
見違えるくらいスッキリ綺麗に片づいた部屋に大変身☆
汚部屋はNG
汚部屋から綺麗な部屋に戻ったら、「本来の自分を取り戻した!」という気分になり、部屋と自分の中から、ズヤ〜ンとしたマイナスのようなものが消えました。同時に、シャキン!とした自分になりました。そして・・・
恋愛運が向上し、パワハラもなくなりました。
人生の流れ大好転☆
ぼくは、自らの体験で学びました。
散らかった部屋は、間違いなくNGです。
「人生の流れがおかしいかも・・・」
と感じたら、今すぐ部屋を見渡してください。
そして、散らかっていたら、早急に片づけをしてください。
あなたの人生の流れも、きっと好転しますよ ^^