
「子供の部屋を親が片づけていいのかわからなくて・・・」
このような悩みを抱えているお母さん方は、意外と多いのではないでしょうか。綺麗好きなお母さんで、且つ、子供のお世話が大好きであれば、真剣な悩みになっていることと思います。
まずは、結論から言いますね。
親が、子供の代わりに部屋の片づけをやるのはNGです。
なぜ、NGなのか気になると思いますので、簡単に説明したいと思います。
親が片づけるのがNGな理由
あたり前になる
子供が散らかした部屋を親が片づけると、『親が片づける』というのが『あたり前』になります。
「子供が成長したら、片づけの大切さに気づいてくれるのでは?」
と思われるかもしれませんが、その可能性はゼロです。
ここで1つ、質問をするので答えてみてください。
親が代わりに片づけるのは、子供を『どうする』ことだと思いますか?
・・・
・・・
・・・
答えは、『子供を甘やかす』ことです。
子供を甘やかし続けると、その状態が『あたり前』になりますよね。親が子供の代わりに片づけるのも例外ではありません。親が片づけ続けると、完全にそれが『あたり前化』します。
あたり前化の危険性
『親が片づけてあたり前』という考え方が染み付いたまま成長すると、部屋を片づけるという考え方のない大人 になることがあります。
こうなってしまったら厄介です。
片づけの必要性をどれだけ説いても、心にまったく響きません。
「どうして片づけないといけないの?」
「片づけって、誰かがやってくれるものじゃないの?」
「私は、散らかっててもなんともない」
こういう言葉が出るようになります。仮に、言葉として出なくても、頭の中では普通のことのように出るようになります。で、誰かに片づけをやるように言われると、「どうして私が片づけをないといけないんだよ・・・」みたいな感じで、ムスッ!としながら嫌々片づけをやる。
「嫌々でも片づけをやってくれるんですね」
そんな声が聞こえそうですね。
やってはくれますが、ほとんど片づけにはなりません。それもそのはず。片づけができない(知らない)大人なのですから。
では、子供が散らかした部屋は、どうすればいいのか。
これから、簡単に説明をします。
子供が散らかした部屋への対処の仕方
対処の仕方は、大きく別けて2つあります。
1.片づけを教える
あなたが、部屋の片づけを子供に教えられるのであれば、一緒に片づけをやりながら教えてあげましょう。
このときのポイントは、片づけの楽しさを伝えるように教えることです。
片づけをしない子供を叱ったり、イライラしながら教えたりしないようにしましょう。そういう片づけをやると、子供が片づけに対して『よくないイメージ』を持ってしまいますので。
参考記事:掃除好きな子供に育てよう! 子供に掃除を教えるときの5つのポイント
2.放っておく
「え!? 放っておいていいんですか?」
そう思われるかもしれませんね。
親が代わりに片づけをやって、子供を甘やかせるよりは、放っておいた方がいいです。
放っておけば、とりあえずは『親が片づけてあたり前』という考え方を子供に植えつけるのを避けることができるからです。
そういう考え方を植え付けなければ、ちょっとしたことがきっかけで、子供の中に『部屋を片づけたい』という気持ちが芽を出すかもしれません。
余談ですが、ぼくが働いていた会社の先輩は、親が代わりに片づけをやっていたか否かはわからないけど、綺麗に片づけてあるぼくの部屋を見て、「俺も、お前のような部屋にしたい!」と言って、部屋を綺麗に片づけました。
最後にひと言
「子供の部屋を親が片づけていいのかわからなくて・・・」
と悩むのは、子供の教育について真剣に考えている証拠です。今の気持ちを忘れず、前向きな気持ちで子どものことを考えてあげてくださいね(^-^)
念には念をということで、最後にもう1回。
子供の代わりに片づけるのは『NG』ですよ。