
「初めての片づけだけど、やる気満々です!」
素晴らしい意気込みですねー。あなたならできる! と言いたいところですが、1つお聞きしたいことがあります。もしかして、次のような片づけをやろうと思っていませんか?
- 家事の動線に合った片づけ
- 素敵な収納
- 片づけ雑誌に載っている部屋
出鼻をくじくようなことを言いますが、この3つを目指すのはやめましょう。なぜなのか。その理由をこれから順番にお話ししたいと思います。
① 家事の動線に合った片づけ
これを目指すと、使いやすさを優先してしまうため収納が疎かになって片づけになりません。
家事の動線は、物をきちんと減らしさえすれば考えなくても大丈夫です。
キッチンを例に説明しますね。
今のキッチンは、調理道具や調味料などの量が多くて取り出し難い状態になていると思います。だけど、それらをきちんと減らせば、否が応でも取り出しやすくなります。当然のように、片づける(元の場所に戻す)のも楽になります。
「物を減らせば、動線は無視していいの?」
無視して構いません。あ、言うまでもないと思いますが、キッチン用品を洗面所に置くとか、衣類をキッチンの戸棚に収納しないでくださいね。そーいう片づけをやらなければ、無視してOKです☆
② 素敵な収納
素敵な収納を目指して片づけを始めると、素敵な収納へたどり着く前に “やる気エネルギー” が消えてしまいす。
覚えておいてください。
素敵な収納は、遠くにある1つのゴールです。
遠くのゴールを見つめると、「捨てる物を選ぶ作業に精いっぱいで素敵な収納どころではないな・・・」となり、やる気エネルギーが消えてしまいます。
素敵な収納を目指してもいい。だけど、まずは、物を減らす(捨てる)作業にエネルギーを注ぎましょう。そして、物を減らす小さなゴールを設定し、要所要所で “小さな達成感” を味わいましょう。
そうすれば、やる気エネルギーが消えることはありません。
そうすれば、素敵な収納法着手へと近づきます ^^
③ 片づけ雑誌に載っている部屋
はっきり言います。
片づけ雑誌に載っている部屋は、ハイレベルな片づけです。
片づけを始めてやる人が目指すものではありません。そもそも、あなたの部屋にある収納家具や収納グッズは、雑誌に載っている部屋の物とは全然違いますよね。
片づけ雑誌に載っている部屋は、その雑誌の出版社が読者をワクワクさせたり、雑誌を買ってもらったりすることを狙って掲載した部屋です。
もし、片づけで雑誌に掲載された部屋を見て心がときめいたのなら、片づけの意欲を明るく楽しく高めたり、維持したりするための1つのツールとして使つのがオススメです。
「あの素敵な部屋に憧れるんですよねー」
そういう人は、片づけ雑誌に載っているような部屋作りを “あなたの片づけ技術を向上させるための楽しみにとっておく” というのはいかがでしょうか。
それはそれで楽しみの1つになりますよ ^^
片づけ初心者が目指してはいけない『3つの片づけ』の解説は以上です。
最後に、初心者が目指すべきものを教えたいと思います。
それは・・・
とにかく物を減らす!
「え…。そんなこと!?」
そのように思われたのではないでしょうか。
簡単なことのように思われているのかもしれませんが、片づけ初心者の人には、正直な話、かなりハードルの高い作業です。
これは、片づけを始めるとわかることなので、説明は省略しま~す ^^