
「子供向けの片づけ本がないかしら?」
この本は、そんなママさんにオススメの1冊です。
通常、この手の本は、マンガを前面に打ち出しておきながら、マンガ半分、文字のみページ半分、なんてことが多い。正直な話、文字が多いと子供は読みません。
だけど、大人になってこまらない マンガで身につく整理整頓 は違う。
99%、マンガで構成されています!
だから、片づけに興味のない子供でも、読んで興味を持ってくれる可能性が大なのです。ちなみに、ぼくの息子(小学3年生)は、一発で食いついて完読しました。
こんなマンガで説明されたら、子供の心なんてイチコロw

さて、子供が興味を持つマンガだと分かった次に気になるのは、子供でも読めるのか否かですよね。
まず、ぼくが「さすが、子供向けの本だなぁ」って、思ったのは、これ。
すべての漢字にルビ(ふりがな)が振ってある。
マンガの部分にルビ。

イラスト(図で説明)の部分もルビ。

唯一の文字ばかりのページ(おわりに)もルビ。

「お母さん、感じが読みがわからな~い」
なんて言葉は通用しませんw
内容のわかりやすさ
心配いりません。
「子供に片づけを教えるときは、ここまで噛み砕かないといけないんですねー」
って思ってしまうくらい、わかりやすく書いてあります。
例えば、片づけの『肝』である『いる物。いらない物』を見分けるポイントは、子供の持ち物に特化して、めちゃんこわかりやすく説明してあります。

もちろん、勉強や学校に関する物以外の物の説明もしてあります。
説明してある物は、以下の4つ。
- 習いごとで使う物
- 本・雑誌
- 遊び・趣味の物
- 衣類
この本のいいところ
整理整頓がテーマの本だけど、整理整頓に留まっていないところです。
掃除や洗面所を使った後のマナー、食器洗いのお手伝いなどにも触れてあります。
まさに、おとなになってもこまらない!
説明だけではわからないと思うので、内容の全体像を見渡せるように、目次を列挙しておきますね。
本の目次
第1章 まずは「分ける」が キ・ホ・ン
どうして散らかるの?
- なかま分けの練習
- 分かれていると機能的
子供部屋にあるものを分けよう
- なかまどうしで分ける
- いるものといらないもの
- 本当に使うかうたがってみる
第2章 片づけのコツをつかもう
どこになにを置くか決めよう
- 机のまわりをスッキリさせる
- 動作は少なく1アクション(コラム)
- 使いやすくきれいな本だなにする
- こんなときはどうする?(コラム)
- 遊びやしゅみのものを整理する
- 衣類の整理をする
- ミヨ子とミナヨの衣類のたたみ方(コラム)
- ミナヨちゃんの部屋(コラム)
自分にちょうどいい量をつかもう
- なにをどれだけ持つかを知る
- 上手に買ってきちんと手放す
- 本や雑誌のしばり方(コラム)
- 物を大切にする片づけ
- 衣替えにチャレンジ!(コラム)
- 片づいた状態をキープする
第3章 いつでもどこでも心がけよう
学校でもきちんと片づけよう
- 勉強がはかどる机にする
- 学校で使った道具を片づけよう(コラム)
- ロッカーをきれいに使う
自分の部屋をそうじしよう
- 掃除の手順を覚える
家族みんなが気持ちよく暮らす
- 小さな心がけを大切にする
- 食器洗いを手伝おう(コラム)
- トツゲキ! わが家の冷蔵庫チェック!(マンガコラム)
- 真犯人を追いつめろ!(マンガコラム)
- 家の人と約束する
〈番外編〉時間の使い方
- エピローグ
- 片づけはおもしろい(おわりに)
総評
この本は、子供に読んでもらいたい1冊としてオススメです。と同時に、片づけの教え方を勉強したいママさんにもオススメです。
オールカラーで読みやすいし、お値段は手ごろ。
変人掃除魔わか先生、オススメの1冊です ^^